Core開発ブログ

「やりっぱなしの研修から、やりきる研修へ」 - 能力開発型タレントマネジメントソリューション Core の開発ブログです

研修効果を最大化させるためにITを活用する手法とは

株式会社ウーシアでCMO(Chief Marketing Officer)を務める杉村です。研修のやりっぱなし課題につきましてこれまで「受講者」「上司」「人事」の3つの側面において現状の課題を考えてまいりました。 今回は研修のやりっぱなし課題をITツールを通じて解決する方法について考えていきたいと思います。

そもそも研修のやりっぱなし課題については、受講者の学びの継続や定着までを本人の自律性だけに任せて実施するのは難しく、一人ひとりに寄り添ったフォローが必要ですが人力のみですべての受講者に対して対応するのは現実的ではないと言えるのではないでしょうか。そこでITツールの有効活用にて対応する手法ついて以下にまとめてまいります。

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研修やりっぱなしにしないために必要なこととは

研修は、学びを知恵として定着させ、さらに実践されて初めて価値が実体化します。ただし人間は使わないと忘れる、そして使うことで使えるようになっていきます。つまり研修の学びをやりっぱなしにしないためには、学んだことを現場で実践するということが必要であり、それには 受講者・上司・人事担当者が三位一体になって様々なハードルを超えていくことがカギとなります。

この「実際に使ってみる」、「試してみる」ということを受講者が自律的に行動していただくことが必要なのですが、時間や労力を使う一方で即時成果へと繋がらない傾向にあるため継続しないことが多く見受けられます。 そのためITツールを活用して行動とその継続性を促し、体感していくプロセスをサポートしていくことが求められます。

研修フォローにおけるITツールの活用について

では、ITツールを活用して学んだことを振り返り、現場で試して継続的に実践し経験していくというプロセスをサポートしていくためにはどのような対応が可能となるでしょうか。

  1. 研修内容をリマインドし、思考・行動を促す

  2. 受講者同士の知恵・気付きを共有し、学びを深化させる

  3. 受講者の状況をデータ化・可視化し、三位一体での運用を実現する

以上の流れにて対応が可能になります。 「1」においては、受講者へシステムにより自動配信される問いかけを行うことで研修での学びを振り返り内省を促し、さらに自律的な行動によりOffJTとOJTを連携させ継続していくことが可能となり、「2」においては受講者同士がシステム上で学びの気づきや実践での情報を共有し、相互作用にて学びを深化させ、「3」においては、「1」、「2」にて得られたデータをもとに個人の能力開発やサポートすべき人をフォローする運用を実現することが可能になります。

こうした一連の取り組みをIT用することにて有効性と効率性を高め多くの人事の方々が、受講者にとって研修気づき機会としてだけでなく、成果向上のきっかけとして繋げていく強力な武器になるはずです。

ここまで、研修のやりっぱなし課題をITツールを通じて解決する方法についおて考えてきました。

次回はITを活用した「現場発」のタレントマネジメントの実践について考えていきたいと思います。



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まとめ

  • 研修のやりっぱなし課題改善し、効果を最大化させるためにITの活用は有効的である
  • 研修のサポートにおいてITの活用で効率性を高めるだけでなく、成果向上につなげる強力な武器とすることができる。